有機農業見学ツアー
2013.6.11
昨日は「醸せ師」ツアー第1弾
甘楽町の有機農業を見学するツアーに行ってきました
なぜ?って思うでしょ
そもそも海の中に誕生した植物
なが~い長い年月を経て水中から地上へと投げ出されたんです
それまで水中から栄養を吸収していた植物は自分の根っこでは土壌から影響を吸収する能力を持っていなかったのです
そこに現れたお助けマン

微生物
私たちが野菜を引っこ抜いた時、
根の先端(ひげのようなもの)は実は根っこではなく微生物の集合体なんですよ!
微生物が土壌の栄養を植物が吸収出来るように分解してくれて
それを植物が吸い上げているんです
植物も微生物がいないと生きる事が出来ないんです!
だからどんな作物が出来るかは
そこにどんな微生物がいるか
に繋がってくる
有機農業は土を作ることがとっても大切になってくるんです
今回お世話になったのは
40年以上前から有機農業をされているというこの方

このかた、凄い方です
皇室への献上米を作られているんですよ~

それ以外にも、東京都北区の小学校の給食の残飯を引き取りそれを肥料として有機野菜を作り、出来たお野菜を北区の学校給食で食べてもらうという取り組みもされています
こちらがその堆肥作り

上の写真は今まさに作り始めの段階
これが半年経つと

ここ最近全然雨が降っていないから周りは乾燥してるけど、中はしっかり発酵していました
嫌な匂いも全然ありません!
でもまだこれも途中の段階
「堆肥は、素人が簡単に作れるものじゃないんだよ~
」

「何年も何十年もかかるもんだ」
そうおっしゃっていました
その堆肥で作ったたまねぎ

ちょうど収穫したところで袋に詰めてお土産にいただきました
食べるの楽しみだな~
そしてアマランサス

「夏のほうれん草だよ~
これは自分で好きなだけ摘んで持って帰りなさい」
皆で一列に並んでいっぱい摘ませて頂きました
このアマランサス、摘んでるときから葉っぱをムシャムシャ食べながら摘んでたんですけど

家に帰って湯がいて食べたら茎の部分がと~~~~っても味が濃い

美味しい~

これは病み付きになるね
そして次にお邪魔したのはこの方

この方も40年以上前から有機農業に取り組まれて来ました
畑には野菜達にとって必要な微生物がた~っくさん
なので土がふっかふか
安易に足を踏み入れるとズボっと嵌っていきます
今は冬野菜に向けて畑を準備しているところだよ~
ネギの赤ちゃん

収穫は冬
下仁田葱です
ネキリムシが全部食べちゃうから手作業で1匹1匹探して殺してるんだよ~

薬を使うとイチコロなんだけどね~
全部手作業
広~い畑でひたすらネキリムシと格闘されていました
大変な作業です
今回一緒に見学に参加した方のお子さんが
収穫に意欲的!
じゃがいも

収穫は7月中頃だんだそうですが
抜いていいぞ~!と特別に

腰が入ってバッチリです


そして、ちょっと前に収穫した玉葱
少しでも傷がついたのは売り物にならないから堆肥にするんだよ
と畑のあちこちに転がっています
ちょっと皮を剥いたら十分食べれるからと
剥いて下さいました

フルーツみたいに甘い!
今回お世話になった方々は本当は直接お話を聞く事は許されていないのですが
今回特別に貴重な時間を作って下さいました
このような貴重な機会を作って下さった関係者の皆さま
本当にありがとうございました
