消化力と腸内環境
2013.3.16
今日は長いですよ
アーユルヴェーダでは
「Sama dosha sama agnishca sama dhatu mala kriyah
バランスのとれたドーシャ、アグニ、ダートゥ、排泄されたマラ(老廃物)
prasanna atmaen indriya manah svastiya iti abhidhiyate
汚れの無い(=喜んだ)アートマン(魂)、インドゥリア(感覚器官)、ナマス(心)こそ健康です」
と言われています
ヴァータ(動き)・ピッタ(代謝)・カファ(免疫力)
をバランスさせること
その中でも動きを司るヴァータのエネルギーを安定する事が大切と考えます
ヴァータが乱れると精神的に不安定になると言われ
↓
夜、考え事で頭がいっぱいになって熟睡できなくなり
↓
消化力が低下し
↓
アーマ(未消化物)が出来る
↓
病気になる
という道を辿ってしまうんです。
じゃあ、ヴァータを安定させるにはどうしたらいいのか?ですよね
ヴァータは「風」と訳されます。
皆が知っているあの風とは違うけど、イメージはあんな感じ
ビュービュー吹いたり、そよそよしたり、ピタリと止んだり
とにかく、自由で不規則なんです
気まぐれさん
でも、私たちの身体で不規則なリズムというのは体調を乱します
なのでこの風、ヴァータのエネルギーを安定させる事がとっても大事なんです
そしてもう一つが今日の大事なポイント
ヴァータのエネルギーは私たちの身体の大腸に住んでいるといわれています
大腸の中でヴァータが増ると竜巻きのように大腸の中をかき回し、便秘と下痢を繰り返したり、肌を乾燥させたり、不安になって寝れなくなったり・・・
体調を崩してしまいます。
って事は実はヴァータ(風)を安定させることで
☆消化力を安定させる
☆腸内環境を整える
って事なんですよね
じゃあ、どうしたらいいのか
日本人はとても素晴らしい智慧を持っていたんです。
麹(こうじ)
は~前置き長かった
少し前になりますが麹のお勉強に行っていました
先生はず~っと、す~っと前から会いたかった発酵王子
何年も前から私のお友達から話を聞いていて
やっと王子の講座に参加する事が出来ました
今回コーディネートして下さったのはシャンティでもお料理教室を開催してくれているナヲさん
ナヲさん、本当にありがと~!!
全国を飛び回ってとってもお忙しい王子、本当にありがとうございます
①発酵基礎講座
②生☆甘酒教室
③穀醤(こくびしお)とお味噌のお話
④麹漬け教室
私はスケジュールをやりくりして、全ての講座に参加する事ができました
実は私のうち、昭和22年まで代々醤油蔵の家だったんですよ。
遺伝子に麹菌生えてます!!
なんて事はないけど(汗)
ウズウズしちゃうでしょ~
日本の「麹」の素晴らしさ
それが失われつつある現状
メディアの洗脳の恐ろしさ
などをひしひしと感じる濃厚な講座でした
また消化酵素や腸内環境についてもお勉強しました
「これって、まさしくアーユルヴェーダだ!!」
という発見!
昔の人は麹のチカラで自然と消化力・免疫力を高めたり、腸内環境を整えていたんだな~
アーユルヴェーダ=インドのもの
って思いがちだけど
実は奈良時代の日本の医学はアーユルヴェーダだったんですよ
なので私たちの遠い記憶にはアーユルヴェーダの智慧がたくさん詰まっているんです。
インドのスパイスではなくて日本ならではのアーユルヴェーダ
現代の私たちは忘れかけてるけど、日本の風土で自然に取り入れられる
「和~ゆるヴェーダ」
を語るには麹をもっとちゃんと勉強していきたいなって感じる講座でした
講座の中で作った醤
麦麹と大豆麹に天然醸造の醤油を合わせたもの
1日目
まだまだツブツブがはっきりしています。
毎日世話をして
1週間後
もう食べられます~
世話をした後の私の手が美味しいのよね
薬品で発酵を早めた怖い怖い醤油とは違って、ちゃんと年月をかけ麹の力で発酵した醤油は本当に甘味があってそれだけ舐めても美味しいんですよ
そして麹で作る甘酒
先生に教えてもらったべったらに挑戦してみました
我が家で取れた、小さい大根
半干にして皮も剥いています
塩で少し水分を抜いて
ここで出た水分は草醤としてお料理に活用しましたよ!
甘酒投入!
出来上がりが楽しみです~
そして、穀醤と甘酒を合わせてカブも漬けました
1日置いて浅漬け
爽やかでうま~(><)
もっともっと日本人に合うアーユルヴェーダ発見していきたいな